生後2歳10ヶ月と5日
息子が言葉の指導を受け始めてから、2か月。
先生に聞いてみた。
「息子の言葉は発達しているのでしょうか?」
先生、答えるまで少し間があった。
そして結局、Yes、Noで答えてはもらえなかった。
あれやこれやと、現状確認、のようなお返事だった。
身体の発達を見てもらっている先生は、
4月から担当が変わったのだけど、
センターでたま~に前の先生に会うと、
「成長したね~!ちょっと見ないうちに」って言われる。
成長しましたか?って聞くと、
ぜんぜん違うよ!って明るく言ってくれた。
身体の発達は、親以外から見ても確実に変わってきた。
言葉の先生が返事につまっていたようだったこと、
あとからじわじわ、心に効いてきた。(悪い効き目)
2か月間、息子は変わってないのかあ・・・。
というか、いつから変わってないのかな?
息子の『理解度』は上がったように、親としては感じるのだけど、
先生とのやり取りの中でそれははうまく伝わらない。
日々息子の行動を見ていると、これが『身体が発達する過程』
というものかぁ、と思うことがある。
例えば、段差。
息子が1人で下りるには少し高い?と思う段差、
どうするかな?って見ていたら、
最初は腹ばいになって、ゆっくり足で地面を確かめるように下りた。
何度かそうして、次は前を向いたまま、おしりを滑らせるように下りてみた。
次は、私の手をとって、普通に下りた。
自分一人で降りてみようかな?というしぐさも見られるけど、
躊躇していたりする。
やっと一人で下りてみて、フラッとしたのが怖かったのか、
やっぱり私の手を取る。
行きつ戻りつして、やがて自分で下りるようになる。
でも、次の時はまた降りられなかったりして、
上のことを繰り返す。
やがて息子にとって、なんてことのない段差になっていく。
ナルホド、これが『習得する』ってことなのか・・・と、うっすら感動する。
その方法(腹ばい→おしり→ママ→自分)は、私が教えたのではない。
息子が考え行動したものだ。
でも言葉に関しては、そういう課程をはっきりとは感じない。
平均的に発達している子が自然と獲得する『会話への過程』を、
息子には特に教えていくものだとしたら、
いったいどういうふうに教えればいいのだろう?
先生に聞いてみたが、明確な答えはなかった。
子供の発達は分からないことの方が多いのだろう・・・と思いつつ、
では何のための言葉の指導なのか?と、
不満が心の中に点々とわきあがる。
療育って何だろう?
身体のことも言葉も、しばらくセンターをお休みして、
気持ちの整理をした方がいいのかなあ?なんてことも思った。
それはまるで、恋人同士が距離を取るように(??)
お互いがいいコンディションで、
また新たな気持ちで付き合えるように(?)
いろんな意味で、どっぷり、がっつり育児中だなあ・・・
と思う。